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最新の脳科学が証明した本当の勉強方法とは


あなたは、学校や塾で何か勉強法を教わりましたか?

たぶん、教わっていないんじゃないですか。
「とにかく予習と復習をしなさい。」というくらいしか教えてもらっていないと思います。

多くの学校や塾では正しい勉強方法を教えていない… 
いや、教えていないというよりも、先生自体それを知らないのです。

近年スポーツの世界では、スポーツ科学というものが西洋を中心に広がりを見せています。

スポーツの世界でも、ほんの10数年前まで、根性論が横行し、とにかく可能な限り長く肉体を酷使した方がいいという風潮がありました。

しかし、現在ではどのスポーツでも科学的なトレーニング方法を取り入れ、短期間で驚くべき結果を残せるようになりました。スポーツは身体を使って行うものなので、身体のことをよく知り、その特性に合わせてトレーニングすることにより、飛躍的な成果を上げることが出来ます。

一方、この10年で学問の世界はどう変わりましたか?


学校や塾では、未だに根性論が横行しているように感じます。
長時間勉強しさえすれば、成績が上がると考えている先生も多いのではないでしょうか。

しかし、学問の世界でも、スポーツの世界同様に、脳の機能にあったトレーニング方法というものが存在します

勉強とは、頭脳を使うものです… 
ということは、脳の特性に合わせて勉強を行うことが、最も理にかなった方法であるといえます。

つまり、脳の特性に合わせて学習することが、正しい勉強方法ということになるんです。



脳の特性を知ろう!


まず、効率的に学習するには脳の特性を知らなければなりません。
ここでは簡単に記憶に関わる脳の特性を2つご紹介します。

1.脳は丸暗記に弱い

幼い子供は例外ですが、高校生にもなると、脳は丸暗記をすることを嫌がります。

あなたも経験があると思いますが、意味のない事柄や関心のないことを覚えようとすると、すぐに眠くなったり、いやになり続けられなくなったりしませんか。さらに悪いことに、理解なく覚えた物事は、24時間後には7割近く忘れてしまうというデータもあります。

つまり、テストの前日に丸暗記をしても、覚えたと思っていた事柄のほとんどは次の日には忘れてしまうということです。

では、どうしたら良いか?

答えは単純です、理解してから記憶することです。

特に数学の公式などは丸暗記をしても、短期的には有効かも知れませんが、しばらくすると記憶が曖昧になり、テストで間違った公式を使ってしまう恐れがあります。
そうではなく、公式の意味をきちんと理解さえしておけば、もし公式を忘れてしまっても簡単に導き出すことも可能です。

そして、意味をきちんと理解することで、忘れにくくなります

単純な丸暗記の場合には、それを思い出すためのとっかかりが全くなく、どうしても思い出すことができませんが、きちんと意味を理解していれば、その意味から思い出すことが可能となります。

よく記憶術などでは、絶対に忘れないであろうキーワードと覚えたい事柄を無理矢理繋ぎ合わせて覚えようとしますが、この絶対に忘れないキーワードが覚えたい事柄を思い出すためのとっかかりになっています。

しかしこの方法で覚えた事柄は、他の情報とは全く切り離された知識であり、他の情報との関連性などいっさい考慮されていないことになります。つまりは、応用が利かない知識になってしまいます。受験生がよくやる語呂合わせなどもこの方法の一種なので、多用は禁物です。


また記憶するときに有効な方法は、

記憶したいことを理解する段階で、それと関連する事柄もなるだけ多く理解し記憶してしまうことです。
そうすることで、記憶をたどるとっかかりがそれだけ増えると同時に広い知識を手に入れることができます。


2.脳は、一度で覚えることができない

これは、あなたにも身に覚えがあると思います。

一度しか聞いたことがない物事というのはすぐに忘れてしまいますよね。どんなに頭が良くても、一度だけ聞いたことを覚えておくことはできないように脳はなっています

ただし例外的に、命に関わることなど、本当に重要な事柄については一度聞いただけで忘れないということもあります。これは、重要度の問題で、あなたが重要だとどれだけ真剣に思っているかで、その記憶力も変わってしまうということなんです。

少し話がそれましたが、通常どんなに勉強ができる子供であっても一度で覚えることはできません。
つまり、覚えたことを何度も反復することが必要だということです。

ただし、この反復する時期が問題になります。

あまり早すぎても意味がなく、期間が空きすぎるとほとんど忘れてしまっていて、もう一度すべてを覚え直しということになります。

覚えたことの3割程度忘れたところで反復するのが絶妙のタイミングであると言えます
一般に、記憶力がよいとされる人は、この絶妙のタイミングで記憶の反復を意識的かまたは無意識のうちに行っているのです。



学力が驚異的に伸びる正しい勉強法


さて、この2つの脳の特性を知っただけで、ある程度「正しい勉強方法」というものが見えてくると思います。

  1. 丸暗記をせず、まずは理解してから記憶すること。
    同時にできる限り関連知識も一緒に理解し記憶する。
  2. 覚えたことを3割ほど忘れた頃に勉強し直すこと。

このことを意識するだけで、あなたの成績は飛躍的に上がります。
漠然と勉強するよりもはるかに高い効果が期待できる方法です。

そして、脳にはまだまだ様々な特性があります。
その特性を知り実践すると、勉強をやる気になったり、集中状態を簡単につくることも可能となります。
それらのことを習慣化させることが出来れば、学校の勉強だけでなく、今後社会に出て仕事をするときにも非常に役立つ能力となります。




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